●公演終了日記 山田源右衛門こと、カガ(川端大晴)

「開けないでください粉ミルク!」

「いました! 桂小五郎です!」

劇団羅針盤第四十回公演『さらば愛しき時代の月よ』にお越し頂いた皆様、応援して下さった皆様、ありがとうございました。
加賀・山田源右衛門を演じました川端大晴です。
今回、悔しくも準備不足の状態でお見せすることになってしまいました。申し訳ありません。
それでも、沢山の方々が見に来て下さり、激励や「良かったよ」という感想までも頂きました。
心強いメンバーと優しいお客様に支えられて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

「帰ります」

「直しましょう歴史。正しい歴史に、戻すんです」

今回は幕末ものでした。
知っているようで知らない幕末。坂本龍馬でしょ、新選組でしょ、あれ禁門の変ってなんだっけ…?
知れば知るほど面白い幕末。カッコいいあの人は実は女好き?名前を知らないあの人、実は凄い人じゃん。
英雄を英雄にしたのは、本人以上に周りの人々のなのだと。

「歴史のもしも。新撰組が勝つ方法」

「振り切ったのは皆ではないか!」

近藤・土方・坂本の、真っ直ぐでカッコいい生き方たるや。
しかし山田は…カッコよくはない。加賀っちは尚更…。
でも、そんな人が不器用なりにも人々を動かしていきます。なんだ、カッコいいじゃないか。
稽古段階から好きなキャラでした。…まさか自分がするとは思ってもいませんでしたが。
経緯はともかく、僕は加賀・山田を演じることが出来て良かったです。楽しかったです。
それが少しでもお客様に楽しんで頂くことに繋がっていたなら、めちゃくちゃ嬉しいです。

「某は薩摩へたどり着いた! 遠かった。本当に遠かった」

「じゃあ食えよミントチョコ!」

舞台セットも楽しかったです。
袴ではしごを上り下りするのは難しい…高台から降りるの怖えぇ…とも思っていましたが。
誰かが、これ船みたいじゃない?と言っていました。いつか海賊ものをしたりして。「ヨーソロー!」楽しみです。
今回も沢山の方々にお世話になりました。ありがとうございました。
次は芝居小屋!是非、お越しくださいませ。
(日記当番 川端大晴)

「もう、やっぱり、彼はもう坂本龍馬なんですよ」

「山田…!」「源右衛門にござる!」