● 公演終了日記 三郎(西東アキラ)

一松を兄貴と慕う舎弟、サブ

9/17~19の3日間にて開催された「カラフル~金沢ラウンド~」、連日ほぼ客席が埋まるほどの大盛況でした! 足元も悪い中ご来場して下さった方々、誠にありがとうございました!
おっと、まず初めにご挨拶からですね。羅針盤HPをご覧の皆様はじめまして! 今年の春に入団しました、新人の西東アキラ(さいとうあきら)と申します。HPをチェックされてる方はちょこちょこ写真で見かけていたのでは? ええそうです、何を隠そう僕です(´_ゝ`)キリッ いつになったらちゃんと自己紹介するのかなーって思っていたらいつの間にか初舞台終わってました(゜□゜;) まぁ僕のちゃんとした自己紹介はまた後日ということで……

「ねえ兄貴、マグロ漁船って本当に行かされるの?」

「方向音痴っすからねえ兄貴は」

さて、そんな僕も出演した舞台『空ニ浮カブ星ノ名ハ三日月-ver.極彩色-』。
初演は記念すべき第10回公演、今から4年前の舞台を再演した今回は、
もともと100分あったものを60分にカットするというとんでもな……いやいや素晴らしい試みに挑むこととなりました。
舞台初挑戦の僕に時間制限など守れるのだろうか…と一松、いや一抹の不安を抱えながら始まった稽古。
不安は現実となりました。
お気に入りのセリフを切られて涙を飲む役者陣。それでも60分には届かない。
猛練習した冒頭部分をバッサリ切られ、阿鼻叫喚の稽古場(主に僕)! ついには芸術村の時計を戻そうと………
とまぁこんな感じでなかなかに60分の壁は厚かったんです。
最後まで60分を切らぬまま迎えた本番。どうなったかは…皆さまのご想像にお任せします。
さてさて、今回僕が演じさせていただいたのはサブこと三郎。
主人公一松の舎弟で、バラバラになった五条組に唯一残っていた男。
いつも兄貴について回って、時々迷惑もかけるけど憎めないヤツ。
そんな彼には実は悲しい秘密が…

「でもな、俺はそんなダセぇ男の舎弟になった覚えは無え!」

「振り落とされないように、気を付けな!」

今回、サブを演じるに当たって一番大変だったのが「可愛らしさ」。
なにせこのサブちゃん。いちいちやることが可愛いんすこれが。
表情や仕草に可愛らしさをつけるのが想像以上に難しかった(;¬_¬)
可愛らしさとは一生無縁だと思いこんでいた僕ですが、人生これ勉強ですね。
劇場でご覧になった皆さまにはサブちゃんが可愛らしく見えましたか?
もし見えたならこれ以上嬉しいことはございません!(*´д`*)
今回の舞台では自分の経験不足を遺憾なく発揮し、もどかしくて悔しい思いもしました。
先輩方、カラフルスタッフの皆さん、そしてご来場いただいたお客様の存在が、
ほんの少し僕を俳優らしくしてくれた気がします。
たとえ後輩弄りがひどくとも(主にO氏)! たとえ先輩からのセクハラを受けようとも(主にY嬢)!
たとえいつのまにかオカマの衣装に抵抗が無くなっても(本番前に普通にキャミでうろついてた)!
羅針盤の皆さんと共に後悔な航海をしていきたいと感じた3日間でした。
さて、馬鹿者な若者がかっこつけたところで今回の終了日記とさせていただきます。
読みにくい文章で申し訳ないのですが、これからの僕の活躍と合わせて、若干ぬるめな温かい目で見てやって下さい!<(_ _)>
以上! 西東でしたーヾ(^▽^)