●公演終了日記 泉、そして若様(能沢秀矢)

「お嬢さんを、僕にください」

「ハシゴで登る羽目になるとは」「全部あんたのせいだよ」

劇団羅針盤第49回公演「NOT A」にたくさんのご来場ありがとうございました!
泉・若様役を演じました能沢秀矢です。
あれから早くも4週間、なんならもう去年なんですって。
終了日記を書かなきゃ書かなきゃと思ってるところに平田さんから
「のんきーさ、ハンティングの終了日記から書いてないでしょ。」
なぁ~にぃ?確かハンティングは2018年。
2019年になにも書かずに2020年を迎えてしまったのか…。
やっちまったなぁ!
さて、今回のお話はアンドロイドもの。
アンドロイドが普及した世界で暴走アンドロイドを狩る仕事をしている泉と柴田。
そして、異国のからくり人形に夢中な若様と剣術道場師範の伝兵衛。
この2つのシーンを交互に展開していくお芝居でした。
もうね、着替えが間に合わないんですよ!
2人芝居だから長台詞で時間稼ぐにも限度がある!
初日に一回だけ着替えを諦めました(笑)
それからガ○タンク!
いいですよねぇあれ、ロマンの塊です。
製作者の龍兄さんには頭が上がりません。
装着するときに袖のなかでガタガタガチャガチャすみませんでした…
換装が間に合わないんですぅぅぅ(泣)
でも、たくさん笑ってもらえたからいっか!

出撃準備完了!

コンセント、でかくない?

隠しメッセージがあります。

若様は生きている人間でしたが、泉君は実はアンドロイド!
初のアンドロイド役でしたが、楽しいキャラクターでした。
何をどうしたらアンドロイドっぽくなれるかさんざん悩みましたが、とりあえず意識したのは、まばたきをしないこと。
序盤と終盤は頑張りましたよ。
中盤?着替えでそれどころじゃなかったなぁ(笑)
若様のシーンは目の休憩ポイントでした。
今のうちにたくさんまばたきをしよう!と思ってたんですが、気がつけば若様のシーンでもまばたきを忘れてしまいました。
それも毎回。

「Type02。これからはゼロツーと呼んでください」

「僕が人間だったことなど、無い」

アンドロイド役の面白いところはもうひとつ!
立ち回りをつけていたときのことです。
暴走してしまった泉が後ろにいた柴田を撃つシーン。
ただ撃つのはアンドロイドらしさがない。
却下されるかなと思いつつ面白半分で振り返らず背中越しに撃ってみたところ、OKもらっちゃいました。
マジか!それなら、弾丸をマトリックス的な避けかたしてみようかな。
またOK!?
人間に不可能なこともアンドロイドなら可能にしてしまう。
これがシンギュラリティってやつか!
これは人間とアンドロイドじゃあ人間勝てないかもしれないなぁ。
だって今も柴田は泉の無慈悲な攻撃で詰みそうになってるし…
そう考えたら恐ろしさも感じます。
てか、なんで柴田生きてんの!?

「伝兵衛ー!」「あれ、もう上司と部下」

「…有り難うでござる」

セットの中で最も頑丈に作りました。

劇団羅針盤もずいぶんと寂しくなってしまいました。
憎いアンチキショーの失踪に始まり、たいせーさんや理央ちゃんなど同年代が見事にいなくなってしまった…
と思っていたら長田さんまで!?
…新天地でも頑張って下さい!
結果、平田さんと2人きりでの稽古が多くなりました。
いや、それはそれで楽しいからいいんです。
ただ、新しい風を感じたい!!
ということで、同年代じゃなくても構いませんので新劇団員募集中でーす(切実)
(日記当番 能沢秀矢)

稽古中の舞台はいつだって2人ぼっちです。

日記、久しぶりに書き上げました!