●公演終了日記 坂本龍馬こと、タツマ(能沢秀矢)

「日本の夜明けぜよ。…ちょっとこれ持って」

「ググりまーす」

劇団羅針盤第四十回公演『さらば愛しき時代の月よ』にたくさんのご来場ありがとうございました。
坂本龍馬とタツマを演じました能沢秀矢です。

「ついに持てなくなりましたー。鎖国ばんざーい」

「じゃあタツマ達はどうなるぜよ」

ついに!ついに羅針盤で時代劇を!僕がまだ羅針盤のお客だった頃からアンケートに「羅針盤の時代劇がみたいです」と書き続けてた甲斐があった!やったぁぁぁ…違う、僕出演しなきゃなんだ(汗)
いや、もちろん羅針盤の舞台に出るのはめちゃんこ楽しいですよ?
ただ、稽古してると時々思うんですよ。これ客席で見たいなぁ…って。もう誰かコピーロボット作ってください(笑)

「薩奸会賊って書いちょる」

「めっちゃ怒ってたぞ長州」

今回苦労したことといえばやっぱり着物ですね。いつもしてる動きが結構封じられたりするんです。立ち回りシーンでも、困ったときの回し蹴りとか出来ないんですよね(笑)
しかも、舞台には190㎝の高台が!梯子で上るのですが、袴だとすぐに引っ掛かってしまうんですよね。昔の人はよくコレで生活してたなぁ…。

「損得で動くなら!商人の方が勝ち目がある」

「生きろっつってんだよ原始人!」

最後に、今回のことについてです。
劇団羅針盤のお客様、関係各所の皆様、そして劇団不完全燃焼のお客様。このたびは、代表・和田和真が皆様にたくさんのご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。劇団不完全燃焼の副代表としてお詫び申し上げます。なぜ彼がこのような行動をとってしまったのか、僕は彼から何も聞けていません。演劇生活を長く共にした仲間として非常に残念な気持ちでいっぱいです。
『さらば愛しき時代の月よ』を上演することができたのは、代役を引き受けてくれたたいせーさん、全力でサポートしてくれたキャストとスタッフの皆様、そしてなにより最後まで応援してくださったお客様のおかげです。本当にありがとうございました。
(日記当番 能沢秀矢)

「それが人間ぜよ!」

「近藤さん、最後に会えて良かったよ」