●劇団羅針盤第32回公演 『剣劇7 ~遅れてきたアイツと九条ネギ~』

【物語】
これは、家族の物語だ。
「儲かりまっか?」「ボチボチでんなー」
無邪気にそう言い合えた日々も今は昔。シャッター通りと化した商店街は、今日も閑古鳥が鳴いていた。
「再び活気の光を灯すんだ!」
頼りにならない会長を尻目に、八百屋と肉屋とケーキ屋が立ち上がった! あ、魚屋もいたんだった。
どうやったら昔のように……。
「そうだ、ここだけの名物を作ろう!」
多発する万引き。コンサルタントの甘い誘惑。そしてついには、あの巨大モールがやってくる!
商店街は時代の遺物じゃない。俺たちはこの日のために。450年も前からずっと。7の月に戦うために。
これは星と、家族の物語なんだ。
『FINAL』を乗り越え、劇団羅針盤───再起動。