● 公演終了日記 イチコこと市ヶ谷ルリ子(矢澤あずな)

今作の主人公、とってもしつこい弁護士イチコ

「つまりこれは、限りなく灰色に近いグレー」

劇団羅針盤第24回公演『HUNTING HIGH & LO(A)W』無事に終了してまもなく2ヶ月(笑)
ご来場頂いた皆様、有り難うございました!
今回初演に引き続きイチコこと市ヶ谷ルリ子役をさせて頂きました矢澤あずなです。
いや~真っ先に終了日記を書いたのに「メインだったから終了日記最後でしょ」の一言ですっかり埃をかぶって寝かされていました(笑)
お陰で何だか挨拶の季節感が…ということでちょっぴりだけ書き直しました(笑)
さて、結構長いこと羅針盤にいるのに自分が出た作品を再演するのは実は初めて!
ということでまずはこうかつての記憶を呼び戻すことから始まり(笑)
意外と台詞をまだ覚えていることに感動し(笑)
よし!今回は台詞早々に覚えられるんじゃないか!?と一人でガッツポーズかまし(笑)
結局ギリギリまで台詞覚えに苦労しました…。。
因みに初演は実は覚えきれずに誤魔化していた記憶が…じ、時効ですよね(汗)
再演で同じ役をするのは不思議な気分です。
かつてと同じだけれども、私が成長した分更にイチコを目指す。
周りのキャストもガラリと変わったので、とても新鮮な気持ちでした。
同じ作品なのに、全く違うものになるのはおもしろいですね。
初演を観たお客様も、違うおもしろさを感じて頂けていたら幸いです。

「私が可愛いから」「異議あり!・・・殺すよ」

イチコに襲いかかる不利な証拠達!

因みに今回衣装は新たな試みをしてみました!
題して「何でも染めちまえ!~塗装って偉大だな~」(笑)
思えばPV撮影が始まりです。
「どうにかしてなんちゃって衣装で撮影したいよね。」
「色合い的にサクライのジャケットもっと緑がいいんだけど、なかなかなくて…」
「どうするかね」
「とりあえずPV撮影を乗り切ればいいんだし、緑のスプレーで染めてみるか」
染めました。
生地との相性がとても良く、イイ感じに染まりました(笑)
そこではたと気付いた矢澤さん。
「困ったら何でも塗装しちゃえばいいよね★」
結果、ムラサキの服はペンキと絵の具でお絵かきしました。
イチコのブーツは白から赤に塗装されました。
ヨコナガのブーツは白のペンキでウォッシュ加工のジーンズみたいになりました。
私って天才かも!(笑)
そしてムラサキの衣装にはちょっとした秘密が…。。
じつは背中に「天秤を配した向日葵」ならぬ「ペンギンを配した向日葵」が描いてあったのです(笑)
今回小道具を手伝ってくれた元劇団員ゆうゆさん。
「お手すきの間にちょっとお絵かきしない?」とお願いしたら描いてありました。
おもしろすぎるだろっ!笑(公演終了日記、ムラサキ編をご参照★)

「行き掛かり上そう言うしかないね!」「威張るなぁっ!」

「じゃあ何? あたしはアンタに何もしてあげられないの?」

今回もたくさんのお客様に笑って頂きました。
とても励みになります。
来年は10周年、ついこの前5周年記念!とかやってた気がしますが(笑)早いものです。
今年は本公演の回数も少なく、楽しみにしておられるお客様には申し訳なく思います。
がしかし、その分多くのイベント芝居に参加しております。
本公演を観たお客様も、観に来られなかったお客様も、本公演とは一味違う羅針盤芝居を是非お楽しみください。
あ、ついでに10周年企画も大募集です!
10周年、こんなことして欲しい!やこんな芝居が観たい!や再演希望!などなど、皆様の意見大募集です♪
皆様からの企画案、お待ちしております★

「私はここで、もう一つの話をしたいと思います」

というわけで、終了日記はこれにて!・・・あと誰っ!