● 公演終了日記 ヒビキ(下緒まえ)

大人小学生なヒビキちゃん

ギター弾いて歌ったり

ギロチンで遊んだり

劇団羅針盤第十六回公演『暁のハカナ』に御来場下さった皆様。ありがとうございました! 御来場いただけなかった皆様。次回、是非劇場でお会いしましょう!
今回の『ハカナ』。しょってしまいました。ランドセル! 久々に言いました。九九! 「そーいえば嫌いだったなぁ。九九。」 なんて懐かしい思い出に浸りつつ、カン蹴りしたり、野球したり、気分はすっかり小学生。
なかでも一番印象に残っているのは指切りのシーン。
探偵ごっこの指切りではいたずらを企むムフフな感じにわくわく。子供パワーを充電してました。最後の指切りでは「ちびっこ時代もこんなおっきな声で指切りげんまんしたことはないぞ」という位おっきな声で指切り。毎回この指切りから終盤戦を乗り切る気合いを貰っていた気がします。
本番中は無我夢中で、毎ステージやり切ることに精一杯でした。が、公演が終わって、なんとなく、ちょっとだけ冷静に考えると「ヒビキちゃん」がクラスメート達に背中を突き飛ばされて前に進むことができたように、私は、周りの出演者に背中を押してもらって、気合いを貰って、前に進むことが出来てたんだと思います。多分。
もちろん、指切りのシーン以外でも。
そしてもちろん、スタッフさんからも。
そしてそしてもちろん!お客様からも。
実は、ヒビキちゃん役、とってもとっても不安でした。
こんなにたくさん出ている役は初めてで「ほんとに私で大丈夫なんかな?」「全然出来てる気がしない。」「あぁ。ごめんよヒビキちゃん。ちゃんとやってあげられなくて。」と本番直前までどつぼでした。
ところが、いざ本番が始まってみれば、客席からのパワーで不安は消えておりました。最後の最後に御来場下さった方の力を借りて、ヒビキちゃんをおもいっきり楽しめたような気がします。
「お前に力を貸した覚えはない。」とお思いのお客様。そんなこと言わずに貸しといてください!
御来場本当にありがとうございました!次回も是非、力を貸すべく御来場下さい。お待ちしております!

もともとは、普通のOLさんだったんです「転勤?」

割烹着の部長に派遣されたんです「小学校?」

皆で野球をやれば、「楽しー!」

校長室の窓ガラスを割りました「ああっ!」

でも、この学校の恐ろしさに気づきました

だから、皆にこっそり伝えます「ハロー♪」

密かに、準備をします「この学校を、ぶっ壊す」

そして卒業式で、皆一緒に戦います!