● 公演終了日記 将軍(平田知大)

『彼方の空から』にご来場頂き、真に有り難うございました。
ご来場いただいたたくさんのお客様、DVDをお買い上げいただいたお客様、差し入れをしてくださったお客様、ご挨拶も出来ず申し訳ありません。しかしながら、本当に有り難うございます。
第十四回公演、と同時に結成5周年記念。いやあ・・・年を取りました。旗揚げ当時を知っているメンバーなんて、もう春海くんぐらいしかいなかったりするわけです。まあ・・・旗揚げなんてたった4人だったので、そりゃそうだって感じですが。若手衆より受付嬢達の方がベテランだったり・・・おっと。ホント頼りになる仲間達です。
すっかり第二世代に突入した劇団羅針盤ですが、結成5周年記念公演、いかがだったでしょうか。
お陰様で過去の公演DVDも好調に売れ、財政難の劇団が何とか持ちこたえております。最近は行く先々で「見ましたよ」とか「羅針盤さんですよね?」とか、有り難いお声も次々と・・・。悪いこと出来なくなってきたなあと思う今日この頃です。本屋で立ち読みしてるときに話しかけられたりもしますが、手に取ってるのがえっちな本じゃなくて本当に良かったと胸をなで下ろしています。
さて、『彼方の空から』を書き始めたのは十年も前になりますから、随分と長い付き合いになってしまいました。さすがに、もうやらないだろ! 当分は! と思っております。勿論、皆様のリクエスト次第ではありますが(笑)。
今回の再々演にあたり、登場人物を増やしました。結果、新キャラ達が予想外の行動を取り始める→新たなシーンが次々と追加される→以前のバージョンでストーリーを覚えている人はのたうち回る→私のことです。「前のときとは台詞が変わってるんですよ!」 どうして? なんで? 「あんたが書いたからだよ!」と助演出たちに怒られる日々。くっそー、台詞覚えるって難しいなあ。ね、もっさん!(注:羅針盤で台詞がいつもアバウトなのは私と岡本くんです。いや、意味はあってるんですよ、意味は!)
増えた登場人物、膨らんだエピソード、とってもシビアな注文に応えてくれた照明や音響、『彼方』をようやくやりつくしたかな、と・・・え? 次回作ですか? そ、そうですねえ・・・どどどうなんでしょう? いや、どうなんでしょうじゃなかった、ええ、考えてますよ勿論! デカイ頭をぐるぐる振り回しながら、こー、誰か書いてくんないかなあ、じゃなかった! どんな話がいいかなあって考えてます。だから、もうちょっと待ってね制作部の皆さん。
ってことで!
結成10年を目指しひた走る劇団羅針盤を、どうかよろしくお願いいたします!
ご来場、本当に有り難うございました!
助けてくれるBACKSTAGE CREWがいます。
支えてくれるSTAFFがいます。
頼れるCASTがいます。
いつもいつも、毎度毎度、毎公演、力を貸してくれる仲間に恵まれる私は、幸せ者です。
大切な仲間達と、
そして、羅針盤を愛してくれる全てのお客様に。
愛していますよ。