●第十一回公演 『イグザクト』

劇団羅針盤第十一回公演
『イグザクト ──月に群雲、花に風──』
 夜。
   
 月見をするにはまだ肌寒いが、さりとて帰る家も無し。
 公園で花見をするホームレスたちが、花札片手に酒を呑む。
 酔い冷めぬ春の夜空に真円を描くは────望月。
 街を切り裂く獣の咆哮! 闇を撃ち抜く一発の弾丸!
   
 人狼再び。そして──あの男が帰ってくる。