公演終了日記 太田、三郎、そして小道具

劇団羅針盤第55回公演「魔法少女始めました+LOVE!!」
たくさんのご来場ありがとうございました!

太田、そしてサーブロー!役の能沢秀矢です。

ヤクザや侍、弁護士とかサンタクロースがでてくる羅針盤ですが、ついに魔法少女まで登場!

前半パートでは『魔法少女ジュエル・ウィッチ・バニー』の大ファンという役でした。
まぁ、オタクですね。
サイリウム持って推しを全力で応援…あれ?たしか11月もそんな舞台を…

バニーを全力でサポートするためにスーパーラリーに面接に来た太田くん
ここに来ればバニーに会える!とウッキウキな太田くんに突き刺さる現実
「(バニーの正体)おばさんじゃん!」
認めたくないとしょっちゅう喚く太田くん。
いやぁ、失礼すぎる(笑)

どれだけ好きなことでも、その内側には嫌な部分があるものです。
しかし、だからこそ戦う者たちの思いや覚悟を太田くんは知ることができ、最後はファンとしてではなく、仲間としてバニーと共に敵に立ち向かうことが出来たのだと思います。

僕自身ジャンルは違えどオタクなので
「あーあるある」ってなるシーンもあって、太田は演じてて楽しかったですね。

それから、意外と好評だったのが変身シーン。
流石に舞台上で女性が生変身は大変なことになってしまうので、能沢がイメージを務めさせていただきました。
プリティでキュアキュアな魔法少女が見られると楽しみにしてた方は本当にすみませんでした。

後半は時が遡り大正時代。
魔法道具を作る東雲工房を舞台にジュエル・ウィッチ・バニーの起源が描かれてましたね。
僕の役は妖刀片手に魔女を狩りまくる変質…悪者の三郎役。
日本中の三男は皆名前が三郎であることに怒りを抑えられなかった彼は全日本三郎化計画を企てます。
…やっぱり変質者じゃないか(笑)

この役は、僕が刀振りたいとボヤきまくってたから生まれたとから、
えぇ、ついに見たんですよ鬼滅の刃を!
今年は刀じゃなくてサイリウムばっかり振ってましたからね。
気分はもう全集中ですよ。
水の呼吸三郎の型ですよ。

新劇団員が加わった劇団羅針盤
面白い後輩たちのおかげで魔法少女もより楽しい作品に仕上がったと思います。
なかなか公演が打ちにくい世の中ですが、また劇場で皆様に会えるのを楽しみにしています。

今回は魔法少女でしたので、次は仮面のヒーローとかやってみたいですね

(日記当番 能沢秀矢)