公演終了日記 四海そして後白河法皇

御来場いただいた皆様。鵜遊立地域活性化委員会の皆様。そしてお声掛けくださった羅針盤の皆様、平田代表、今回もありがとうございました。とてつもない、試練でした(苦笑)

と言うわけで、四海役の志波です。21年振りとなるお芝居でした。
大変でした。苦しさと、プレッシャーの毎日でした。え? 今までも出てた?

そうですね、羅針盤さんには色々と呼んでいただき、ちょいちょいアクション担当で出させて貰っていましたが、今回は…あの憧れの羅針盤のお芝居に、演劇素人のくせにフルタイム出演です。これはもう覚悟を決めなくてはならない出来事でした。
いやはや、辛かった。もう芝居は懲り懲りです。と言ってしまうほどに。
普段羅針盤を観られているお客様の目には、どう映ったのかなと気になります。ちゃんと羅針盤のグルーブに入れていたでしょうか?

さて。四海という役は、事の発進役でもあり、また騒ぎに幕を降ろす役どころでもあります。時になだめ、時に焚き付け、皆を引っ張って行きつつ、いざとなったら戦う事もする。集団の知恵役でもあり、騒動のまとめ役でもある。
面倒臭い役です。心の切り替えを少ない言葉と、動きに乗せて出していかねばならない役でした。最初は羅針盤特有の素早い場面展開に追いつけず、稽古でも足を引っ張っていたように思います。

そして、後白河天皇。
これがまた、難役でした。台詞が覚えられない…
これまで羅針盤のお芝居をファンとしては誰よりも間近で見続けていたので、イメージは掴みやすかった。けれども本番直前まで、言い回しに迷った台詞もありました。兎も角、大変でした。もうこれしか言ってない(苦笑)
個人的にはもう少し平田代表とせっかくだから切り結びたかったです。まあ、またこれはいずれの日にか。

お芝居が終わって数日。猛烈な胃の痛みと、唸るような耳鳴りに苛まれながらも、ようやく「それでも、楽しい旅だったな」と思えるようになりました。私にとって、役者として最後の旅を。

「え? 元号パレードで、後白河上皇⁈」
やめて下さいよ、そんな冗談は…
「それ言うと、この劇団本当になるから…」
ひ、平田代表ぉ〜〜( ̄▽ ̄;)

(日記当番 志波重忠)