●公演終了日記 若き黒のギャング “ビター”(川端大晴)

ビター=ブラッドという男。

「ヤバいブツの取引からかっぱらってきたんだよ」

劇団羅針盤第35回公演「CHOCOLATE GANG」が終了しました。
ご来場ありがとうございました。
若き黒のギャング・ビターを務めました川端大晴です。
まさか自分が主役をするなんて…!
嬉しい半分、ちゃんとできるか不安半分でした。
いろいろとハプニングを起こした気はしますが、お客様の温かい笑顔に救われ、楽しい時間を過ごすことができました。

「誰だコイツにハンドル握らせたの!」

「手前、どんな厄介ごとを持って来やがった!」

ビターの衣装と髪型、カッコイイですよね。
とても気に入っています。
コートとか、丈の長い衣装が好きなんです。
上手く捌けば立ち回りがよりかっこよく見えるはずですから。
今回は特に荒っぽい振る舞いや衣装の見せ方に気を使いました。
…ちゃんと出来ていたのでしょうか?

「…チョコレートだな」

「これがギャングのシノギっすか?」

「チョコレートぐらいで殺しやがったな」

そして、今回は小道具が多い。
刀、拳銃、車のハンドル、本や大量のチョコレート、アタッシュケースなどなど。
左手に刀、右手に拳銃を持つと立ち回りがとっても大変なんです。
稽古中、処理しきれなくてあたふたすることが多々ありました。
見栄えは良いんですけどね。かっこいいんですけどね!
「あっという間の1時間だった!」というコメントを沢山頂きました。ありがたいことです。
僕にとってもあっという間でした。終わる頃には汗だく&身体が重くなっていますが、体感時間は本当に一瞬です。
その一瞬をメンバーの皆と共有できたこと、沢山の方々に観て楽しんで頂けたこと、嬉しく思います。

「だから疫病神のお前とは金輪際…?」

「あのとき炎の中を走り抜けたのは」

最後に。
ふーかさん、2年間ちょっとお疲れさまでした。
あかねちゃん、お誕生日おめでとう。
そして、今回小学校時代の恩師が観に来て下さいました。
直接お話はできませんでしたが、アンケートで「立派になった」と書いて下さいました。
出会いに感謝です。
お客様、スタッフの方々、そして共に演じた皆。本当にありがとうございました!
(日記当番 川端大晴)

「奪われたら、奪い返す!」

「悪さをするなら堂々と。俺はそう教わったよ」