●公演終了日記 沙悟浄・観世音菩薩・あと6役ぐらい(竹内風香)

「畜生たちに輪廻を説くには、心意気が大切です」

「マズくても我慢するから食わせろ坊主っ!」

もう10月になりましたが、西遊記の終了日記です。遅くなってすみません!
まずは、「西遊記」をご観覧くださった皆様、有難うございました!
沙悟浄を始めいろんな役をやっていた、竹内風香です。

「呼ばれて飛び出て以下省略!」

「捲簾大将沙悟浄、推参!」

高校生の頃、初めて羅針盤の劇を観たときに、私卒業したらこの劇団に入ろう!と決意し、5月に晴れて入団した私ですが、初舞台は西遊記!3人芝居!1人6役くらい!……正直ちょっと思いました。
なんて劇団だ!!

「4万7千年の寿命が手に入る。さあ、1つ召し上がれ」

「はは!(頭の皿から水をすずりに振りかける)」

そもそも3人じゃメインキャラクターさえ足りないじゃないか!
なんて思いもしましたが、稽古が始まる頃にはワクワクしていました。
だって、1人で6役するのも、棒術も、こんなに漢字の多い台本も、全部が初体験ですから。新しいことってワクワクしますよね!

「斉天大聖孫悟空、打ち取ったり!」

「石ころの分際で、輪廻を越えたか!」

先輩方に沢山指導していただき、武練隊の方々に棒術を教えていただき、いろんな人に支えられ、なんとか初舞台を終えました。いかがだったでしょうか?
平田さんや矢澤さんに比べればまだまだ全然未熟者ですが、少しでも「なんか頑張ってるぞ!」と思っていただけていたら幸いです。皆さんに応援してもらえるように、これからも頑張ります!
次は12月の芝居小屋羅針盤!
皆様のご来場、心よりお待ちしております!

「いい度胸じゃ斉天大聖。我が子の仇」

「某も、捲簾大将に戻れるそうだ。 もう河童ではござらん」