● 公演終了日記 あやめ&軍曹(下緒まえ)

作家の卵な主人公、松木あやめ

小さな仕事しかない、不満だらけの日々。

劇団羅針盤第二十回公演『原稿用紙に雨は降るか』にご来場くださった皆様。ありがとうございました! お客様の力をお借りして、無事に終了することができたような気がします。ありがとうございました!!

ガリガリ原稿に向かって・・・あ、いたずら娘の三河屋が!

おい、物語を勝手に書き換えるんじゃない。

さて、公演終了日記ということなのですが、今回の一番の思い出は、ラストシーンで飲んだビールです! いやぁ~。おいしかったです。あんなにおいしいビールはもう二度と飲めないような気がします。正確には発泡酒なんですが、どんな高級ビールもあの味には勝てないと思います。……はい。実は毎回ラストシーンでキリンのグリーンラベルを頂いておりました。一口でやめようと思うのですが、そのあまりのおいしさに、ついうっかり二口目を飲んでしまう。千秋楽、おいしさと名残惜しさで、暗闇の中こっそり三口目を飲んでしまったことは、内緒にしておいてください。すみません。

こんな展開どうでしょう?

「結局話が湿っぽい!」「いや、だって!」

……なんだかビールの話だけになってしまいそうです。ビール以外の思い出……うー。難しい。あ。思い出しました。ビール直前のシーン。レトロとクロンのお別れのシーン。あやめ役の私は、次のシーンでビールを飲むべく、中央のついたての裏でスタンバイしておりました。本番が近づくにつれ、なんだかかっこよくなっていく岡本先輩のセリフ。ついたての裏でセリフを聞くたび、レトロのお別れの言葉と一緒に、台本にはない祥太郎の言葉が聞こえるような気がしておりました。祥太郎は何と言ってたか。……それは恥ずかしすぎてここではかけません。あ!あれは、ビールの熱に浮かされたついたて裏の魔力のなせる業だったのかも。いずれにしても、ついたての裏に隠したままにしておきます。そんな岡本先輩が、初日のリハーサルと本番の間に、あまった小道具のビールをこっそり飲んでいたということも秘密にしておきますね。先輩。

煮詰まったときは皆のアイディアを採用!

その結果、うっかりドレスで新キャラが登場・・・。

ほんとにビールの話ばかりになってしまいました。のんべいですみません。あんなにおいしいビールを飲ませていただいたあやめさんに感謝! それでは、次回「カラフル金沢ラウンド」の劇場でお待ちしております!!

祥太郎への想いを胸に、

廃刊の危機と戦う覚悟を決める。「最後まで、書くんだ」