●『夢二 ──男の花 女の冠──』

展覧会開催の為に愛人彦乃と六歳になる次男を伴って金沢に来ていた竹久夢二は、
息子チコが重病を患い思わぬ長逗留となり、退院したチコの療養のため湯涌温泉に移った。
それは愛人彦乃とのハネムーンの様相をおび、
息子を気づかいつつも幸福な日々を過ごすことになった。
ある日、別れた妻たまきがチコの身を案じて湯涌に到着する。
だが、たまきの恋人東郷青児も後を追って来てしまう。
ここ数年来痴話げんかを繰り返しているこの四人は、久しぶりに顔を合わせるなり、
諍いを始めるものの実はたまきには秘めたる決意があって夢二に助けを求めに来たのであった。
幼心に自己を主張するチコ。
また、夢二の繊細な魂は土地の女風神たちを呼び寄せてしまう。
さらに迷い苦しむ夢二だが芸術に向けられた態度に揺るぎは無い。
やがて四人は・・・
過酷なオーディションにうっかり勝ち残ってしまった酒井智美が「彦乃」に挑みました!