【多田と宮崎の終了日記対談】
多田「なに喋ればいいんだろう」
宮崎「何も考えずに来たもんね。とりあえず感想から?」
多田「感想から(笑)」
宮崎「違う違う!!先に言わなきゃいけないことある!!」
多田「???」
宮崎「トランジスタ★ガールへのご来場、まことにありがとうございました。皆さまのおかげで無事、終了することができました」
多田「!!!!ありがとうございました!!!楽しんでいただけたなら幸いです」
宮崎「これはね。言っておかないと。ということでどうでした、リベンジは」
多田「前回(12月の頃)のトランジスタと比べていろいろグレードアップしたじゃないですか。衣装もだし、ガルベスも加わったし立ち回りも増えたりしたし…」
宮崎「したね」
多田「特に立ち回りが。日に日に「合ってるかな?」みたいな感じになってて。小屋入りしたら段差とかできてるし」
宮崎「あるのはわかってたんだけどね(笑)」
多田「距離感とかも掴めなくなってて「合ってるかな?」ってなっちゃって」
宮崎「そうだよね。袖から走りこむ所とか稽古場と距離違うもんね」
多田「ですです。思ったより遠いんだなぁとか。しかもちょっと…日替わりだったりするじゃないですか」
宮崎「みんなの立ち位置がね、いつもより遠いとかそーゆーのね(笑)」
多田「そうなんですよ。あーちょっと上手行き過ぎたなぁとか下手にいるなぁとか(笑)」
宮崎「立ち回り難しいよねぇ。段差があるから「おっとこっから行けねぇな」ってなるし」
多田「どこに足置けばいいんでやろ?みたいな」
宮崎「そうそう(笑)ここから先は私落ちますよ、みたいな(笑)」
多田「毎日志波さんに「私合ってますか?」ってずっと聞いてて」
宮崎「そんな確認してたんだ?(笑)」
多田「まぁ…立ち回りを頑張りました。全体的に」
宮崎「あ、全体的な感想は「立ち回りを頑張りました」?」
多田「はい」
宮崎「立ち回り頑張ってたよね。その結果としてさ、アンケートでも“メアリーアンかっこよかった”とか”すごかった”っていう感想がね、たくさんあったじゃない。嬉しかったよね」
多田「マジで。マジで嬉しかったです。わぁ~ってなりました(笑)」
宮崎「わぁ~って(笑)」
多田「裕香さんどうでしたか?リベンジ」
宮崎「私はねぇ…実は、リベンジ感がなくて」
多田「へぇー」
宮崎「もちろんリベンジではあるんだけど、なんていうか…みんな1回やってるじゃない。12月に」
多田「そうですね」
宮崎「でも、代役だったしってこともあるから「リベンジなんだ」みたいな感じじゃない。けど個人的には初演に近いのよ。やってないから(笑)」
多田「あ~~確かに」
宮崎「さっきも言ってたけどガルベスも増えたし、ルシールもキャスト変わってるし…個人的にはちょっと別作品…とまでは言わないけど、なんていうか…新しくなってるなって感じがしてたんだよね。だから初演感」
多田「なるほど」
宮崎「…みたいなのがあるんだけど、これって言っていいのかしらね?」
多田「言っていいと思いますよ(笑)」
宮崎「うふふふ」
多田「うふふふ」
宮崎「とはいえね、やっぱりやりたかったし。作品はもちろんだけど、マージョリーも好きなキャラクターだし…正直悔しかったしね。」
多田「悔しい?」
宮崎「佳代さんがさ、「前は私がやった」っていうのをずっと言ってたじゃない?それに対してね「私の役だ!!!」みたいなことをどうしてもね、思っちゃって。だからなんていうか…「取り戻せた」っていう感じ?がしてる」
多田「あ~」
宮崎「私の役なんだ!っていうのを言えたのは嬉しかった…かな」
多田「めっちゃ感じましたよ、本番で。裕香さん今めっちゃ嬉しいんやろうなぁって感じてました」
宮崎「あはは。バレてる!!」
多田「めっちゃ伝わりましたよ」
宮崎「恥ずかしいなぁ。いや、でもね。あそこに立って、みんなと一緒に演じて。楽しかったし、最初泣きそうだったよ」
多田「佳代さんも一日目始める前にすでに涙目になってて。まだ早いです!!待ってくださいって」
宮崎「なってたね」
多田「私つられちゃうタイプなんでみないようにしてました」
宮崎「なるほどね。逆に私は佳代さんがそうなってたからちょっと冷静になれた」
多田「逆に?」
宮崎「逆に。一緒にわ~~~!!って感じじゃなくて、「そうだね」みたいな。ヒュンって(笑)」
多田「なるほど(笑) あ、最終日私ちょっと泣きました」
宮崎「あホント?」
多田「最後のカウントダウンのシーンから。ほら、私しばらく舞台立てなくなるじゃないですか。それもあって、半年間付き合ってきた舞台が終わってしまう寂しさとか、メアリーアンに感情移入したこともあって…最終日のカウントダウンはもう涙目になりながらやってました」
宮崎「あら~~」
多田「そうなんですよ。ウルウルしてました」
宮崎「なるほどね~~。そういう意味では…マージョリーはラストに泣くことはないから…泣き所を失っていたかもしれないなぁ」
多田「確かにマージョリーは泣くキャラじゃない」
宮崎「そうなのよ。泣くキャラじゃないよね」
(日記当番 宮崎裕香&多田明日菜) ②に続く