●第24回公演 『HUNTING HIGH & LO(A)W』

全力疾走の劇団羅針盤がお送りする、ヘンテコ空想法廷活劇!
折れた矛と砕けた盾を手に、巨大な判決ハンマーを受け止め、そして本当の真実を見つけ出せっ!

─物語─
法曹界を志し、司法試験に受かった若者達。
研修所で、教官からの課題に悲鳴を上げながら取り組む日々。有罪か、無罪か。
イチコ 「あたしは情状酌量があると思う。」
ヨコナガ 「が、有罪。」
トーチ 「懲役は何年ぐらいにしてやろうか。」
サクライ 「可哀相だよこの人。執行猶予! 」
トーチ 「絶対懲役だ。臭い飯食ってろ。」
イチコ 「次から次へと… あんた刑務所を溢れさせる気? 」
サクライ 「だってこの犯人腹立つじゃん。」
ヨコナガ 「どっちよお前。が、裁判に感情を持ち込むことは、」
一同 「あってはならない。」
真剣だったけれど、どこか無邪気だった日々。だが────月日は流れたのだ。
法廷で一堂に会した同期の仲間達。
弁護士になった者。検察官になった者。裁判官になった者。そして被告人になった者。
2 発の銃声。2 発の弾丸。2 人の被害者。2 人以上殺した者には死刑が科せられる。
あってはならない殺人事件の犯人が、お前だというのか。
信じる者。疑う者。裁きを下す者。暴かれる真実と隠された証拠。
「死刑を求刑する。」
裁判官の木槌が振り下ろされ・・・ってその木槌デカすぎやしませんか?