公演終了日記 ルシール

トランジスタガール、リベンジ公演にご来場いただきありがとうございました。
昨年末の公演では、急遽マージョリーを演じることになり、稽古2日で舞台に立ちました。
今なので明かしますが、もちろんセリフは覚えてませんでしたし、立ち回りもボロボロで拳銃抜けなくて指鉄砲のシーンもありました。初日の夜中に発熱してしまい、たった1回のまぼろし公演。自分自身でまったく納得のいかない公演でした。

今回のリベンジ公演。自分が出演するなどこれっぽっちも考えていませんでした。しかし!神様はそれを許してくれなかったのか、わたしにもリベンジの場を与えてくれました。しかも違う役でのリベンジ。去年の公演できょうかちゃんが演じていたルシールです。生意気な小娘なイメージのルシール。小娘、、、ちょっと無理ないかい?ということで、少し年齢設定や背景を書き換えてもらって取り組ませてもらいました。

羅針盤に所属して20年。こんなに緊張した公演はない!と言っていいほど、緊張しました。本番はもちろん、稽古中もです。およそ3週間の稽古期間で、周りのみんなに追いつかなきゃ、足を引っ張ることのないようにしなきゃと必死にしがみついて稽古に参加しました。
公演を終えて、無事に千秋楽まで辿り着けたことにホッとしています。わたしなりのルシール、みなさんの目にどんなふうに映っていたのか、すんごく気になりますが、聞くのが怖いような気もします。まあ、最終的には「楽しかった!ルシール演じられて幸せ!」と思えているので、とりあえずよかった!かな!!

能沢くんと明日菜ちゃんは、立ち回りを教えてもらったりする姿を見ながら、いい師弟コンビになったなーと感じています。明日菜ちゃんの表現力の伸びにも驚かされました。これから受験に臨むのでしばらくお芝居からは離れちゃうけど、早く戻ってきてほしいなー。
谷内くんは羅パーティでデビューして2作目。出番は多くはないけれど、立ち回りのシーンもあって、苦労してました。これからが楽しみです。もっともっと上手になるよ、きっと。

平田さんとゆかちゃんは安定の大人たち。2人の立ち回りへのこだわりに脱帽です。そして、小道具や衣装、舞台装置といろいろなことに頭が回る2人。羅針盤の核だよね。ありがとうございます!
スタッフさんにも何度も小返しにお付き合いいただきました。長くお芝居やってても、暗闇にハケるのが苦手でして、公演前の稽古で毎回やらせてもらえてありがたかったです。
拓海くんは初めて音響(SE)に挑戦して、何度も何度も繰り返し稽古してました。「やりがい感じてます!」って力強く言っていた姿に、あー成長してるなと親心、感じてました。

受付や会場整理スタッフは信頼のおけるメンバーだったので、安心してお任せしました。会場に立つ志波さんと蒼龍くんはまるで風神雷神のようでした。小松くんは心の癒しだから存在だけでありがたい。東京から桃子も駆けつけてくれて、本当にありがとう!常連のお客様よしみ姉さんにも助けてもらいました。ありがとうございます!
お芝居を続けられることに感謝しつつ。「次は何をしようか」と前しか見てないエンジンの気持ちがよくわかる参謀なのでした。

(日記当番 寺嶋佳代)