●第49回公演 『NOT A』

─物語─

それは未来と過去の物語。
彼は罪を犯した。
愛する者を守るためとはいえ、人を傷つけた。
裁くべきは人か、それとも法か。
だが機械人形は果たして人と言えるのか。
何故なら僕には心が無い。
発展を遂げた科学技術は、もう1つの人類を創り出した。
人造人間すなわち「アンドロイド」。
人間と同じ姿をし、人間と同じように振る舞う。
正しきプログラムに従って。
だが──────。
プログラムの暴走か、それとも偉大なる進化か。
機械と人間を分けるたった1つの壁が崩れていく。
魂。狂ったアンドロイドを狩る人間はその在処を問われることになる。
その剣は運命を斬り開けるか。その銃は絶望を撃ち抜けるか。
Not Applicable 該当なしの男たちは果たしてどう生きるのか。
「お嬢さんを僕にください」
劇団羅針盤がクリスマスにお届けするプレゼントは───────少し苦めの空想活劇。
作・演出:平田知大
参謀:寺嶋佳代
照明:宮向隆
音響:吉村建彦
舞台:KATZ&β・龍
デザイン:矢澤あずな
道具:龍と竜
衣装:YDKファクトリー
制作:劇団羅針盤制作部
統括:雪村つばき