●公演終了日記 五条透子(矢澤あずな)

五条組の忘れ形見、透子

劇団羅針盤第25回公演「空ニ浮カブ星ノ名ハ三日月」、無事に公演を終えることが出来ました。
ご来場頂いた皆様、誠に有り難うございました。
カラフル版に引き続き、五条透子役の矢澤あずなです。
同じ役とは言えど、新キャラも登場し過去2回の三日月とは明らかに違う作品になっているので、なんだか新鮮というか不思議というか・・・
変な感じでした(笑)
知っているお話の知っているキャラクターたちがほとんどのはずなのに、メインメンバーに加賀見が増えただけでこんなにもお話が複雑になるんですね。
なんて罪なやつだ(笑)
加賀見のお陰で、透子も深みが増したように思います。
表面上、あんまり絡まないんですがね(泣)

か・え・れぇぇぇぇぇぇぇ!

分かってるよ。お天道様に顔向け出来ないことくらい。

そしてこの三日月というお話、登場人物が多いので何が大変って衣装用意するのが死ぬほど大変っていう。。
とりあえず、演目が三日月に決まってから事務所にある過去の三日月の衣装を発掘するわけですね。
前回のカラフル版から2年ちょっと。
当然修復等はあるけれども、ものは揃ってるし楽勝楽勝♪・・・あれ?
衣装がなーーーーーーーーーーいっ!!!!
一松の着物も、サブの羽織も、四宮ジャケットも、刺客のコートも、小物たちも・・・
何でないのー(泣)
記憶を辿り、辿り・・・そういえば新しい稽古場に引っ越しした時
「(割と最近の作品だから&1回再演してるから)しばらく三日月しないだろうし、する時はまた衣装作り直すやろ(笑)」
ぽーいっ!
・・・はい、処分した記憶が・・・お馬鹿。私のお馬鹿。。

・・・一難去ってまた一難、今日は大漁だな。

時代は変わったんだよ。あの頃とは、違うんだ。

その結果、衣装はほとんど用意し直すことに。
年末年始も1日も休まず稽古場にて作業。
稽古場で寝落ちして泊まってしまったこと○日、むしろ○○日かもしれない
ここはお前の家じゃない!家に帰って寝ろ!と怒られたこと数回。
あぁ、私のお馬鹿。ごめんなさいぃぃ(泣)
女子ーズを年末年始に呼び出したり、元劇団員の皆様にお手伝い頂いたり、新人まてぃーに「縫いものできる?」と来る日も来る日も衣装を手伝って貰い、・・・みんなありがとう(泣)
最終的に一松の衣装が出来上がったのは本番前日。しかもいろいろ諦めて。。
ツイッターで「一松の衣装かっこよかった」とのお言葉も頂き、ギリギリまで粘って頑張った甲斐がありました。有り難いですね。
今回は本当にてんやわんやでした(笑)いや、毎回か(苦笑)
次回公演は衣装もリベンジしたいですね。
目指せ1ヵ月前に完成っ!目標は大きく(笑)

透子の母、五条るり子

あたしの最期は、あんたが見届けとくれ。

何はともあれ、無事に終わってよかったです。
とっても好きな作品であり、思い入れの強い作品でもあり、また透子という役に出会えてよかったです。
次もまたやりたいですね。何年後だろ(笑)
10周年記念公演第1弾として選んだ「空ニ浮カブ星ノ名ハ三日月」
羅針盤らしい作品として、皆様の目に10周年の第1弾を飾るに相応しい作品と映ったなら幸いです。
この勢いのまま、いえ更にパワーアップして第2弾をお届けするつもりですので、どうぞ6月をお楽しみに♪
羅針盤の仲間と支えてくださるスタッフの皆様、ご来場頂いた皆様、そして羅針盤を愛してくださる皆様に感謝して・・・
10周年、まだまだがんばるぞっ!!
(日記当番 矢澤あずな)

寂しかったんだ。あたし寂しかったんだよ。

一松。お前は──アタシを守ってくれるかい?