● 公演終了日記 一松鉄司(平田知大)

刑務所帰りのヤクザ者、一松

カラフル~金沢ラウンド~にご来場の皆様、誠に有り難うございました。
なあんて・・・もはや今更感しか漂わぬ今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
我々劇団羅針盤、つい先日は劇団クルーの結婚パーティに新作を上演してました。
酔っぱらってお芝居するのって、なんて難しいんでしょう。
司会進行でもあったのに飲み過ぎました(笑)
しかも本公演並に出演者が多いから稽古が大変だったなあ・・・ともあれ、おめでとうご両人。

「真綿で首絞めるみてえに嬲りやがって」

「ワシをモデルに映画を作って一儲けを企んどるんか!」

『空ニ浮カブ星ノ名ハ三日月』。懐かしい作品です。
なんせ4年も前、今ではすっかり看板俳優になった岡本君がまだ2舞台目だった頃。いやあ懐かしい!
劇中音楽の一翼を担ってくれているvelliusさんとの付き合いが始まったのも、この作品。
その懐かしい作品を稽古するのは、とても楽しかったです。
ちょい役、なんてのが滅多にない羅針盤では、基本皆ずーっと出ずっぱりです。
こんなに忙しかったんかい!という再発見の中、ひたすら稽古に励んだものです。
芝居ダイエットの旗のもと、走り回って4キロダウン!(→打ち上げでリバウンド完了です)
早替えに次ぐ早替え、キャスト5人に対して登場人物数は26名?
飛び込んだ舞台袖で次の衣装を手に取り・・・違う! あ、これは本番にもありました(笑)。
規定の上演時間をオーバーして関係各位に怒られたのも、良い思い出です。
つくづく、協調性が足りない羅針盤・・・いや、足りないのは私だけでした!
「平田君がワガママばっかり言うからだよ」
その通りです。こだわりという名のワガママをブン回し、気がつけば謝りっぱなしだった気がします。
まあ、頭は下げるためにある・・・かな?
頼りになった全てのスタッフ様に、謝罪と感謝を。

「お嬢の顔に泥塗った奴に、渡世の仁義を教えてやりやす」

「サブ。お前とはこれっきりだ」

さて!
ロックバンドが対バンするかの如く、6団体が入り乱れたこのカラフル。
皆様いかがだったでしょうか?
ともすれば閉鎖的になりがちな地方演劇に、少しは新しい風が吹いたならば幸いです。
これを胸に宝に、これからも地方で踏ん張る所存でございます。
叶うならば、またいつか、同じ舞台に立ちたいと願いつつ・・・。

「いざ尋常に、勝負!」

劇団羅針盤、次回公演は来年2月です。新作です。
詳細の発表は今しばらくお待ちくださいませ。
また、新メンバーも随時募集中です。
18歳~30歳、ちなみに劇団クルーになると、のちに我々による結婚パーティがついてきます。ん? 既婚者の場合は・・・応相談で(笑)
それでは、これからも劇団羅針盤をよろしくお願いいたします!