● 公演終了日記　エイジ（平田知大）

いやあ・・・遅ればせながら夏到来、ですねえ。
劇団羅針盤第十五回公演『白と黒の境界線』にたくさんのご来場をいただき、真に有り難うございました！　結成５周年企画第二弾、ということでいつもとちょっと毛色を変えてみましたが、いかがだったでしょうか？　また、満席につきお帰り頂きましたお客様、真に申し訳ありません。
今回の台本を書くにあたり、前作『彼方の空から』の打ち上げで「たまには出ずっぱりな役をしてみたい」なんてことを岡本君が言っていたのを私は思い出し、本当に出ずっぱりな役にしてみました。舞台から退場している時間は３分も無いんじゃないでしょうか。終始汗だくなベン君でしたね。ざまあみろ（笑）
と思ったら意外と私も出ずっぱりで・・・人を呪わば穴２つ、でしたね。
夏の芝居で出ずっぱりはですね、痩せるんですよ。一見良いことのようですが・・・本番直前の１週間で激減すると、落ちるんですよ。衣装のパンツが。もー気になって気になって、とりあえず下着は勝負パンツにしておきました。ほら、万が一、ってことがあるじゃないですか。まあ・・・どう考えても大事故ですけどね。
さてさて、今回の芝居は皆も書いているようにハプニング続きで・・・面白かったです。皆様の気づかないところで起きているものも入れると数え切れないですね。まあどう考えても、初日の「爆弾解体の芝居なのに、その爆弾のフタが外れない」事件は致命傷・・・のはずが、温かいお客様のお陰でむしろ面白くなってしまいました。撮影し損ねたのが非常に残念です。
そうそう、皆様からたくさんのご注文をいただきましたＤＶＤ販売、目下生産中でございます。順次発送してまいりますので、お盆には間に合うんじゃないかなあと思っております。一家団欒のひとときに、羅針盤ＤＶＤなどいかがでしょう？　劇場で注文しそびれたお客様、このホームページからでも注文できますので、お気軽にどうぞ！
また、皆様から戴きましたご祝儀、本当に有り難うございます。スロットのメダルやら期限切れの食券やら・・・は困りましたが、予想以上の金額を戴いてしまいまして、財政難の劇団が立ち直れそうです。劇団員の人数は増えているはずなんですが・・・動くお金も大きくなっているんですねえ。羅針盤のＴシャツ、通称「羅組」も作りましたしね。通販で欲しい！という声も結構あるようですし、ちょっと考えてみますね。でも、お客様なのか羅針盤クルーなのかが分からなくなるような（笑）　受付が皆フリーパスになってしまうような・・・。
そんなこんなで、無事に公演も終了し、劇団員一同夏休みを満喫しております。嘘です。
私と矢澤は来週末の『アリーの事件簿２』の稽古でのたうち回っております。砂田の声も録音せねばならないんでした。
加えて、今月末から来月頭までのとある番組に、劇団員が５名ばかし出演します。なんと中井君も東京から呼び戻されて撮影です。公演最終日に駆けつけてくれたことといい、頼れる男です。早く帰ってくればいいのに（笑）　番組の詳細はまたいずれお知らせしますね。
１１月公演の企画も急がねばなりませんし、何だか夏休みの気配が無いですね。
いや！　劇団バーベキューぐらいは何とかやらないと、「あたしこの夏それだけが楽しみなんです！」などと宣言していた女優が泣きます。他にもっとあるだろ、何か、花火大会とか、海で難破され・・違う、ナンパされるとかさあ。
結成５周年企画、いよいよ次回でフィナーレでございます。
はしゃいで、叫んで、駆けずり回って、ついでに汗をお客様に飛ばしながら走り続ける羅針盤を、これからもよろしくお願いいたします。
え？　次回の作品ですか？・・・まだ考えてな・・・いや、嘘です！　順調です！　何かが！
助けてくれるBACKSTAGE　CREWがいます。
支えてくれるSTAFFがいます。
頼れるCASTがいます。
いつもいつも、毎度毎度、毎公演、力を貸してくれる仲間に恵まれる私は、幸せ者です。
大切な仲間達と、
そして、羅針盤を愛してくれる全てのお客様に。
愛していますよ。